相馬からサイトウです。種蒔きのつづきです。
蒔かれた種籾たち。

種蒔きのつづきは、蒔いた種籾への土被せ。種籾が隠れるよう土を被せていきます。
そして水をたっぷりかけてやり完成です。

それぞれの育苗箱には、種籾の名前を書いた名札を挿し、念のため箱にも直接名前を記入。
違う種類の苗が混ざってしまったり、苗の種類がわからなくなってしまうことは、田んぼアートでは致命傷になるのです。

完成した育苗箱を、ビニールハウスの中に並べて、上からシートを被せて保温します。
静かに、大切に、発芽のときを待ちます。

相馬のサイトウです。引きつづき種蒔きの模様をお伝えします。
種蒔きには相馬現場チーム、通称「相馬のゆかいな仲間たち」の3人が集まりました。
まずは育苗箱への土入れ作業。
今年は、相馬のアート田が約一反、そして横浜Bankart用にも苗が必要です。
相馬用に育苗箱60枚、横浜用には育苗ポットを21枚。
育苗箱には土を入れすぎないように、箱の上端から8割くらいまで、そして表面を摺り切りで均しておきます。
育苗ポットも同じく。

そしていよいよ種蒔きです。その前に、種籾の量が均等になるように一枚あたりの分量を量っておきます。
育苗箱には、土の表面に斑にならないよう手で蒔いていきます。

育苗ポットの方は、ポットのひとつひとつの穴に種籾を3粒〜4粒ずつ入るようにするので、割り箸を使ってまず土に小さな穴を掘っておきます。
細かい作業ですが、決してイジケているわけではありません。

その穴に、種籾を入れていく人。

細かい作業が終わったところで休憩となりました。
相馬のサイトウです。ここ福島県は相馬からお伝えします。
昨年に引き続き、田んぼアートを行います。舞台となるアート田は、昨年と同じく岩子(いわのこ)のエンドウさんの田んぼです。

今年は昨年より一色多い、計七色の稲で田んぼを彩ります。
七色の内訳は、
緑大黒
紫大黒
黄色大黒
ゆきあそび
べにあそび
あかねあそび
紫穂波
このうち、あかねあそびが今年の新色。

4月の中旬からそれぞれの種籾を水に浸してしばらく保管しておきました。種籾は混ざらないよう種類ごとに別々の袋に入れられていまず。こうしてしばらくの間、発芽するための準備を行います。
そして4月30日朝方、水から引き揚げられた種籾たちは、軽トラの荷台に載せられていきました。
いよいよ種蒔きが始まります。